受け渡しスタッフからの声

受け渡しボランティアをやってくださっているスタッフの方からです。


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私は去年9月に「ビッグイシュー」の存在を知りました。
路上で、56号の表紙の奈良美智さんが描く女の子の絵と
“バチッ”と目が合ってしまったのが今に至る縁のすべての始まりです。
販売員の方と話して初めて彼らがホームレスの人たちであることを知りました。
謙虚に、誠実に仕事をされる姿が印象的でした。
雑誌を読んでみてその活動と記事の内容のおもしろさに一気にファンになってしまいました。
受け渡しに関わらせてもらってからは、ベンダーさんとお話できるのが毎回楽しみです。
冗談ばかり言い合っていますが、たまにポロリと素敵な言葉をくれます。
「過去のいろんな苦しかったことは変えられないけど、未来は全部自分で作っていけるんだから」
というのもそのひとつ。
世界中でビッグイシューが幸せな未来のかけらを作っているのだと思うと、あったかい気持ちになります。
スタッフの方たちにもたくさんのことを教えられています。
今まで出会えなかった人々と関わって、凝り固まっていた私の脳みそが少しずつ揉みほぐされていくようです。
見えないふりをして通り過ぎていた様々な問題を考えるきっかけをもらっています。
【北野】