10月30日(金)の市民講座報告

10月30日(金)は、日本福祉大学名古屋キャンパス7階にて、奥田知志牧師を迎えての講演会を行いました。
家のある方もない方も、支援活動を普段からしている方も特に活動をされているわけではない方も、中学生も社会人も、いろいろなバックグラウンドを持っている方に参加頂きました。平日にもかかわらず、40名ほどの参加者で盛り上がりました。ありがとうございました。

講演会は奥田さんのお人柄でしょうか、終始和やかな雰囲気で進みました。
ホームレスのひとびとと支援者が大運動会を開催し、奥田さんもラインダンスを踊った(!)など、ユーモアを随所に交えながら、お話し下さいました。

メンバーのひとりは、感銘を受けた話として、特に2つの点を挙げていました。大意を掲載します。

<ホームレスになってしまった時、声に出して「助けて!」と言えない社会はおかしい。責任は必ずしも自分にあるとは言えない。助けが必要な時、「助けて!」と訴えることのできる社会にしなくてはならない。>

<支援はホームレスのひとがアパートに入ったらそれで終わりというものではない。一緒に人生を歩むこと、言いかえれば、その方が亡くなり埋葬するまでの人生を伴走することが大切である。そうした支援によって、ホームレスのひとの「ホーム」を作り出すことができる。>

一方、名古屋ネットの販売者も話に加わり、自己紹介や売り場案内のほか、不況と連動した売上げの低迷の中で行っている工夫を語りました。お客さんからのアドバイスがあれば試したいという意欲も見せていました。

時間は直前変更で8時半まで延びてしまったのですが(申し訳ありません!)、フロアからの質問も受け付けることができ、よい会になりました。

講演会後、奥田さんを交えて行った懇親会ではさらに交流が深まりました!今回ご参加されなかった方も、12月12日の市民講座に是非おいで下さい。

*本記事は「ビッグイシュー名古屋ネット通信11月7日号(42号)」を一部加筆・修正して構成しています。